ファロピーオ管
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
構造についての詳細は、卵管の項目にあります
ファロピーオ管とは、女性生殖器系に属する器官で、卵巣から排卵された卵が、子宮に向かって流れていくときに通る管。卵管と呼ぶのが一般的。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 卵管 | らんかん |
ファローピウス管 | ファローピウスかん | ||
ファロピーオ管 | ファロピーオかん | ||
医学以外 | 輸卵管 | ゆらんかん | |
一般 | 喇叭管、ラッパ管 | らっぱかん | |
英語 | oviduct | オヴィダクト | |
uterine tube | ユーテライン・テューブ | ||
fallopian tube* Fallopian tube | ファロゥピアン・テューブ | ||
英語・ラテン語 | salpinx | サルピンクス | |
ラテン語 | tuba uterina | テュバ・ウテリナ |
* | fallopian は、人名のファロピーオ Falloppio が一般名詞になって形容詞化(ファロピーオの~)したものなので、頭が小文字になることもある。日本語ではファロピアン管とはあまり呼ばない |
※ | 各用語の解説は、卵管を参照 |
ファロピーオは、16世紀のイタリアの解剖学者 ガブリエレ・ファロッピオ Gabriele Falloppio から。ファロッピオのラテン語名 ファローピウス Fallopius からファローピウス管、ファロピウス管ともいう(当時は論文をラテン語で書いたので、自分の名前もラテン語名をもっていた)。