唾液腺
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
唾液腺とは、またはだ液腺とは、唾液(だ液)を口の中(口腔)などに分泌する腺のことで、外分泌腺。唾液は消化酵素を含み、口腔は消化器系に含まれるので、唾液腺は消化腺のひとつである。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
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日本語 | 医学 | 唾液腺、だ液腺* | だえきせん |
英語 | salivary gland | サリヴァリィ・グランド | |
ラテン語 | glandula salivaria | グランドゥラ・サリウァリア |
* | 唾液腺の「唾」は、常用漢字に含まれていないため、ひらがなで書くことがある |
口腔を取り囲むようにたくさんの唾液腺があり、それぞれのある場所によって名前が付けられている。大きいものは3対あり、耳下腺、舌下腺、顎下腺という。これらはそれぞれが器官で、大唾液腺と呼ばれる。それ以外に、口腔の周りの壁や舌などにごく小さい唾液腺が多数埋まりこんでいて、これらを小唾液腺という。