骨髄
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
骨髄とは、骨の内部に空洞がある場合、その空洞を埋めているもののこと。空洞そのものを骨髄腔という。赤血球や白血球のもとになる多種類の細胞や脂肪細胞などが詰まっていて、その中を細い血管が豊富に走る。構造は全体としてやわらかく不定形。骨髄をつくる組織を骨髄組織というが、骨髄を器官として考えることもある。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
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日本語 | 医学 | 骨髄 | こつずい |
英語 | bone marrow | ボウン・マロウ | |
ラテン語 | medulla ossium | メドゥラ・オスィウム |
赤血球や白血球のもとになる細胞が豊富に含まれる骨髄を、赤色骨髄という。脂肪細胞ばかりが含まれる骨髄を黄色骨髄という。骨髄移植のために採取するのは赤色骨髄でないといけない。子どもの頃は多くの骨に赤色骨髄があるが、成長とともに黄色骨髄だけの骨が増える。