赤血球
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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赤血球とは、血液のなかに含まれている細胞(=血球)のひとつで、ヘモグロビンという赤い色素が含まれていて赤く見えるのでこう呼ばれる。ヘモグロビンは酸素に結合するので、血液が酸素を運ぶ働きをする。血液に含まれる細胞には、赤血球以外に白血球と血小板がある。
* | RBC は、red blood cell の略 |
赤血球は骨髄でつくられる。赤血球のもとになるのは骨髄にある赤芽球という細胞で、赤芽球がたくさん分裂したあと、最後に細胞から核がなくなり(=脱核)、赤血球が完成する。ヒトを含む哺乳類(ほにゅうるい)の赤血球には細胞核がない。
血液中の古い赤血球は脾臓でマクロファージに食べられて分解される。 赤血球は胎児では肝臓でもつくられる。