骨髄腔
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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骨髄腔とは、骨の内部にある空洞(腔)のこと。骨の内部の空洞には、骨髄があるので、「骨髄のある空洞」の意味の用語。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 骨髄腔* | こつずいくう |
髄腔*,** | ずいくう | ||
英語 | medullary cavity | メダラリィ・キャヴィティ | |
marrow cavity | マロウ・キャヴィティ | ||
medullary space | メダラリィ・スぺイス | ||
ラテン語 | cavitus medullaris | カウィトゥス・メドゥラリス |
* | 腔 の漢字の読み方については、腔 を参照 |
** | 骨髄腔や歯髄腔の意味で使われる。骨について話題にしていることが明らかなときに使える |
骨髄腔は、完全に骨に囲まれている場所で、骨の外側とはつながっていない場所。ただし、骨の中には血管が通る穴がたくさんあいていて、その血管の一部が骨髄腔に入り込んで、骨髄の組織に栄養を送っている。骨髄には、脂肪組織のほか、血球(赤血球や白血球)の元になる細胞がつまっていて、新しい血球が常に作られ続けている。できた血球は血管から外部へと流れていく。