シュワン細胞 のバックアップ(No.1)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
シュワン細胞とは、末梢神経系の細胞のひとつで、神経線維をつつみこんでいる細胞。シュワン細胞による、神経線維を包み込んでいる構造をシュワン鞘という。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | シュワン細胞 | シュワンさいぼう |
英語 | Schwann cell (*1) | シュワン・セル |
*1 シュワンは、ドイツの生理学者 テオドール・シュヴァン Theodor Schwann の名前から
中枢神経系でのグリア細胞(とくに希突起グリア細胞)に相当する機能を果たしている。
さらに、シュワン細胞の細胞質が神経線維のまわりを何重にもぐるぐる巻きにする場合もあるが、この特殊なシュワン鞘をミエリン鞘(=髄鞘)、ミエリン鞘によって取り巻かれている神経線維を有髄神経線維という。これに対し、普通のシュワン鞘しかないものを無髄神経線維という。