ローテーターカフ のバックアップ(No.1)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
ローテーターカフとは、肩関節を包み支えている帯状の腱で、上腕を回旋させるいくつかの筋から続く腱があわさってつくられる。ローテーター rotator は回旋筋、カフ cuff は帯のように回りを取り巻くもののこと。血圧を測るとき腕を圧迫するものがカフ。袖口などにつける別布になった飾り用の当て布がカフス(複数形)、それをとめるのがカフスボタン。
ローテーターカフをつくる筋は、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋。どれも肩甲骨から上腕骨につながる筋だが、棘上筋、棘下筋、小円筋の3つは後ろから上腕骨の外側を回りこんで上腕骨の大結節に付く外旋筋で、肩甲下筋は上腕骨前面から小結節に付く内旋筋。
瞼板はまぶたにある構造で別物。