棘下筋

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~

 棘下筋とは、の後ろにあるで、肩甲骨から上腕骨を支える筋のひとつ。肩甲骨の棘下窩?からおこるのでこの名がある。

言語表記発音、読み方
日本語医学棘下筋きょくかきん
英語infraspinatus (muscle)インフラ-スパイイタス(・ッスル)
ラテン語musculus infraspinatus,
m. infraspinatus
ムスクルス・インフラスピナートゥス
図:棘下筋(後ろから見たところ) *1
棘下筋(赤  )は肩甲骨の背面から、肩関節の外側に進む
棘下筋
図:棘下筋(外側(右側)から見たところ) *2
棘下筋(赤  
棘下筋

位置、起始と停止

 棘下筋は、三角筋?に深層にある深層?の筋。背中側から棘下筋をみると、肩甲骨の背面の広い部分(肩甲棘?より下の部分=棘下窩?)から、肩に向かって進み、肩関節の外側に進む。

 起始棘下窩?の広い範囲で、肩の三角筋?深層?停止腱?になり、肩関節を後ろから回りこむように包み、上腕骨大結節?の中部に停止する。腱が肩関節を囲むところで、棘上筋小円筋?肩甲下筋の腱とあわさり肩関節を包む帯状の腱(ローテーターカフ肩回旋筋腱板?)をつくる。

図:棘下筋(後ろから見たところ) *3
棘下筋(赤  )は、肩甲骨(緑  )の棘下窩?から起こり、上腕骨(青  )の大結節?に停止する。棘下筋を覆う僧帽筋三角筋?が薄い色で描かれている
棘下筋

働き

 棘下筋の肩関節を後ろから回りこんで上腕骨につくので、棘下筋が収縮すると、上腕を後ろに引き(=伸展)、また上腕を外向きに回転する(=外旋)働きがある。また、ローテーターカフをつくる他の筋とともに上腕骨を肩関節に引き付け、支える作用がある。

支配神経と血管

 腕神経叢肩甲上神経? (C4~C6)。

カテゴリー: 運動器系 | 筋系 | | 上肢帯 | 胸部


*1 Source: BodyParts3D, © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under CC表示 継承2.1 日本 80x15.png
*2 Source: BodyParts3D, © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under CC表示 継承2.1 日本 80x15.png
*3 Source: BodyParts3D, © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under CC表示 継承2.1 日本 80x15.png
 
 

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