腹部 のバックアップ(No.2)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 腹部とは、おおざっぱにいうと、胴体(=体幹)を輪切り(水平断)にしたときの下半分を指す。上半分は胸部。特に、腹腔内臓とそれを囲む部位を指す。

 腹部の内臓がある場所は腹腔といい、そのまわりを囲む筋肉などできた壁を腹壁という。腹腔と腹壁をまとめて腹部という。腹部の上の端は、胸腔と腹腔の境をつくる横隔膜である。腹部の下の端は、内臓が骨盤に囲まれているところまで。

 骨盤内にある内臓を骨盤内臓というが、骨盤と骨盤内臓のある場所を骨盤部骨盤腔と呼び、腹部に含めないときもある。また、体の後ろ側の壁は、背部(背中)や殿部(おしり)だが、これらを腹部に含めないときもある。

 上の場所に対応した体の表面(体表)の部分を指す場合もある。

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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