左心室 のバックアップ(No.1)

『1年生の解剖学辞典』～ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ～
 

　左心室とは、心臓の4つの部屋のひとつ。肺から戻ってきた酸素を多く含む血液（動脈血）が左心房を通って流れ込み、この血液を大動脈へ押し出して全身に送るポンプの働き。ポンプの力と関係する壁の心筋層の厚さは4つの部屋のうちで最も厚い。

　心臓内での位置は、右心室とともに、心臓の下部の心尖に近いほうにある。左心室は左後方、右心室は右前方。

　逆流防止の弁に区切られていて、左心房との間には左房室弁、別名僧帽弁が、大動脈との間には大動脈弁がある。

 
 
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