子宮内膜
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
子宮内膜とは、子宮の粘膜の別名で、子宮の内部に面した、一番内側の厚さ数 mm の層のこと。受精卵が着床するのはこの層で、月経のときには剥がれ落ちる。
* | 子宮について話題にしているのがわかるときは、単に「内膜」で通じる |
子宮の内側の粘膜は、粘膜の普通の構造同様、一番内側を覆っている上皮(粘膜上皮)と、それを取り囲んでいる結合組織の層(粘膜固有層→子宮内膜支質と呼ぶ)からなっている。
子宮内膜支質内には子宮腺が多い。子宮腺は、上皮が管状になって入りこんだ腺で、枝分かれがあまりない(単純管状腺)。