内膜
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
内膜とは、薄く広がっている膜状の構造が、何層かに分けられるときの、一番内側の層によくつけられる名前。例えば、血管の壁の内膜や子宮内膜、心外膜など。
目次 |
血管の壁の内膜 †
血管の壁の内膜とは、動脈や静脈の壁が3層に分けられるうち、一番内側にあり、内腔を流れる血液に触れる層。薄い層で、血管内皮の層とその外側の薄い結合組織の層(内皮下層)とからなる。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
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日本語 | 医学 | 内膜 | ないまく |
ラテン語・英語 | tunica intima | (ラテン語読み)トゥニカ・インティマ (英語読み)テュニカ・インティマ |
子宮内膜 †
詳細は子宮内膜の項目にあります
* 子宮について話題にしているときは、「内膜」で通じる |
心内膜 †
心内膜とは、心臓の一番内側の薄い層のこと。血管の内膜に似た、内皮と結合組織性の層。心内膜の外側には厚い心筋層が、一番外側には心外膜(=心膜)がある。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 心内膜 | しんないまく |
内膜* | ないまく | ||
ラテン語・英語 | endocardium | (ラテン語読み)エンドカルディウム (英語読み)エンド-カーディアム |
* 心臓について話題にしているときは、「内膜」で通じる |