形質細胞
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
形質細胞とは、抗体(免疫グロブリン)を合成して分泌する細胞。リンパ球の一種のB細胞(Bリンパ球)は抗体をつくる免疫細胞だが、細胞が活性化して抗体をつくりはじめたB細胞を形質細胞という。エフェクターB細胞と同じ細胞をさす。
| 言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
|---|---|---|---|
| 日本語 | 医学 | 形質細胞 | けいしつさいぼう |
| プラズマ細胞 | プラズマさいぼう | ||
| エフェクターB細胞 | エフェクター・ビーさいぼう | ||
| 英語 | plasma cell | プラズマ・セル | |
| effector B cell | エフェクター・ビー・セル | ||
形質細胞やB細胞はリンパ球である。1コの丸い核と細胞質をもった小さな細胞である。形質細胞は抗体を作って大量に分泌するため、細胞質内はタンパク質を翻訳する粗面小胞体でびっしりである。
B細胞は、骨髄で作られた後、全身のリンパ節や脾臓、その他あちこちの粘膜にあるリンパ小節に移動して成熟し、血液中を循環もしている。活性化されると増殖し、抗体を作るようになる。


