結膜

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 結膜とは、目(眼球)の白目とまぶた(眼瞼)の裏の表面の層のこと。

言語表記発音、読み方
日本語医学結膜けつまく
英語・ラテン語conjunctiva(英語読み) コンジャンクティヴァ
(ラテン語読み) コンユンクティウァ
ラテン語tunica conjunctivaトゥニカ・コンユンクティウァ

 眼球の白目の部分とまぶた(眼瞼)の裏とは、目の奥のほうで折り返されてつながっていて、一続きの膜をつくっている。眼球の側(白目)の結膜のことを眼球結膜、まぶたの裏側の結膜を眼瞼結膜と呼ぶ。眼瞼結膜と眼球結膜とがつながっているところは、まぶたをめくったときに見える部分の一番奥で、ここを結膜円蓋という。

 結膜は粘膜になっていて、表面がいつもぬれている。結膜をぬらす液体は、結膜の表面の上皮にある杯細胞から分泌される粘液の他、涙腺副涙腺などからのや、眼瞼結膜に隣接する瞼板脂腺瞼板腺またはマイボーム腺)からの分泌物などがある。

カテゴリー: 感覚器 | | 頭頚部

 
 

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