腕橈骨筋
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
腕橈骨筋とは、または腕𣓤骨筋とは、前腕の筋のひとつで、前腕の橈側(親指の側)にあり、その働きは肘関節を曲げる屈筋。前腕の前面の筋(おもに屈筋)と後面の筋(主に伸筋)の間にある「前腕の橈側の筋」にグループ分けされる。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
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日本語 | 医学 | 腕橈骨筋、腕𣓤骨筋 * | わんとうこつきん |
英語 | brachioradialis (muscle) | ブレイキオ-レイディエィリス(・マッスル) | |
brachioradial muscle | ブレイキオ-レイディアル・マッスル | ||
ラテン語 | musculus brachioradialis, m. brachioradialis | ムスクルス・ブラキオラディアリス |
* | 𣓤 (「木」へんに「焼」のつくり)は、 橈 の異体字(略字)。JIS第4水準の漢字で、 Mac、Windowsなどでは表示可能だが、スマートフォンなどでは表示されない場合がある。異体字の項目を参照 |
起始は、上腕骨の下部、外側上顆の上に続く外側顆上稜で、停止は橈骨の茎状突起。神経支配は橈骨神経支配。腕橈骨筋の働きは肘の屈曲なのに、橈骨神経は上腕や前腕の後面にある伸筋を支配する神経なのが気をつけるところ。