静脈血
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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静脈血とは、「静脈の中を通っている(ような)血液」の意味で、酸素が少なく、二酸化炭素をたくさん含んでいる血液のこと。対義語は、動脈血。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 静脈血 | じょうみゃくけつ |
英語 | venous blood | ヴィーナス・ブラッド |
血液に含まれる酸素は、全身の組織で毛細血管を通過したときに使われ、同時に二酸化炭素がより多く含まれる。この血液を静脈血と呼ぶ。つまり、全身から心臓へと血液が戻る静脈には、静脈血が通る。
また、その血液は心臓からそのまま肺へと送られる。このときに通る血管は肺動脈だが、肺動脈を通る血液もまた静脈血である。
一方、肺静脈(肺から心臓へと血液が戻る静脈)は血管の名前は静脈だが、そこを流れる血液は肺で酸素が補給された動脈血。