精巣鞘膜 のバックアップ(No.1)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
精巣鞘膜とは、精巣(睾丸)の本体のすぐ外側を取り巻いている膜状の構造。その外側には陰嚢がある。精巣鞘膜は、精巣をすっぽりと完全に包んでいる袋にはなっておらず、精巣の前面だけを覆っている。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
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日本語 | 医学 | 精巣鞘膜 | せいそうしょうまく |
ラテン語 | tunica vaginalis testis | テュニカ・ウァギナリス・テスティス |
精巣鞘膜の構造は、腹膜と同じような漿膜が2層になっている。つまり、中皮細胞の層と薄い結合組織の層があり、これが二重になっている。
精巣鞘膜の発生 †
精漿漿膜は、発生過程での精巣の移動とともに形成される。精巣ははじめ、腹腔内器官としてつくられるが、そのあと、次第に下降して鼠径部のあたりから腹腔の外に出て、陰嚢の中に入る。この移動を精巣下降という。このとき、精巣の外側に腹膜がついてきて、精巣の周囲に残る。これが精巣鞘膜である。つまり、精巣鞘膜の2層の漿膜は、腹膜そのもので、2層の間の部分は腹膜腔とつながっていた。 その後、精巣漿膜は、腹膜本体からは切り離される。