右心室 のバックアップ(No.2)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
右心室とは、心臓の4つの部屋のひとつ。全身から戻ってきた酸素をあまり含まない血液(静脈血)が右心房を通って流れ込み、この血液を肺動脈へ押し出して肺に送るポンプの働き。ポンプの力と関係する壁の心筋層の厚さは心房より厚いが、左心室よりも薄い。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 右心室 | うしんしつ |
英語 | right ventricle | ライト・ヴェントゥリクル | |
略語 | RV | アール・ヴィー | |
ラテン語 | ventriculus dexter | ウェントゥリクルス・デクステル |
心臓内での位置は、左心室とともに、心臓の下部の心尖に近いほうにある。右心室と左心室の間は心室中隔という。右心室はその右前方、左心室は左後方にある。
右心室の内部には、右心房および肺動脈とつながる穴があり、右房室口、肺動脈口という。それぞれの場所には逆流防止の弁がある。右房室口には右房室弁、別名三尖弁が、肺動脈口には肺動脈弁がある。