第7頚椎 のバックアップ(No.2)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

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 第7頚椎とは、または第7頸椎とは、別名 隆椎とも呼ばれる、椎骨の1つ。背骨(脊柱)をつくる椎骨のうち、頚部(首)にあるもの7個を頚椎(頸椎)と呼ぶが、そのうちの一番下の1個のこと。略称は C7。上は第6頚椎(C6)と、下は第1胸椎(T1 または Th1)と関節を作る。隆椎の別名は、首のうしろを触った時に、椎骨の棘突起による膨らみを感じることができることから。

言語表記発音、読み方
日本語医学第7頚椎第7頸椎 *だい7けいつい
隆椎りゅうつい
略語C7 **スィ―セブン、シーナナ
英語seventh(7th) cervical vertebra,
cervical vertebra VII
ヴンス・ーヴィカル・ヴァーテブラ
prominent vertebra ***ミネント・ヴァーテブラ
ラテン語vertebra cervicalis septima,
vertebra cervicalis VII
ウェルテブラ・ケルウィカリス・セプティマ
vertebra prominens ***ウェルテブラ・プロミネンス
*  はどちらを使ってもよい。異体字を参照
** Cは cervical vertebra の略。脊髄神経の第7頚神経も、同じく C7 と略すことがある
*** 隆椎に対応する言葉

 第7頚椎は、他の頚椎と形が似ているが、胸椎にも少し似ている。棘突起が他の頚椎よりも大きい。このため、皮膚からこれを触ることができる(首を前に曲げると触りやすい)。首の後ろを触わったとき、第7頚椎よりも上の棘突起は触れない人が多いが、第6頚椎の棘突起も触れる人もいる。また、第7頚椎の棘突起の先は、他の頚椎のように2つに割れていない。他の頚椎と同じく横突孔があるが、椎骨動脈は第7頚椎の横突孔は通らない。

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