器官 のバックアップ(No.4)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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臓器でこの項目を参照しています
器官とは、臓器ともいい、体の中で、まとまった機能をになっている単位で、構造的にも他と区別できるようなひとまとまりをつくっているもの。器官と臓器とは、ほぼ同じ意味で使う。器官を、その働きごとにグループ分けしたグループを器官系という。
* | 楽器のオルガンも organ である |
たとえば、食道、胃、小腸は、それぞれがひとつひとつの器官と考えることができる。それぞれの器官は、食道…食べ物を今で運ぶ、胃…食べ物を一時的に蓄えて消化する、小腸…食べ物の消化を続け、栄養分を吸収する、というようにまとまった機能をもっている。また、これらの器官は、食べ物から栄養を吸収するために協力して機能する器官たちなので、消化器系という器官系としてまとめて考えることができる。
器官は、たいていの場合、多くの種類の組織が集まってつくられている。 例えば、胃の構造を考えると、
- 内側に面した粘膜は、上皮とその裏にある粘膜固有層の疎性結合組織および粘膜筋板の平滑筋組織など
- 粘膜の外側にある結合組織と平滑筋層
- 一番外側の腹膜の結合組織と上皮 などのいろいろな種類の組織が集合している。