上行結腸 のバックアップ(No.7)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 上行結腸とは、結腸の最初の部分で、内容物が下から上向きに流れる(上行する)ように向いているのでこう呼ばれる。

言語表記発音、読み方
日本語医学上行結腸じょうこうけっちょう
英語ascending colonンディング・ロン
ラテン語colon ascendensコロン・アスケンデンス

 上行結腸は、腹腔の右側を縦に走り、下端で盲腸虫垂とつながる。上行結腸と盲腸の境界に、横から小腸の最後の部分である回腸がつながる。上行結腸の上端は折れ曲がって横行結腸につながる。

図:上行結腸(前から見たところ) *1
上行結腸(ピンク  )を前から見たところ。上行結腸は小腸につながる大腸の最初の部分
上行結腸
図:上行結腸(後ろから見たところ) *2
上行結腸(ピンク  )を後ろから見たところ。大腸は、小腸とつながるところからまず上に進む
上行結腸
図:前から見た大腸を、部分ごとに色分けしたところ *3
前から見た大腸を、部分ごとに色分けしたもの。上行結腸(ピンク  )は、盲腸(水色  )と横行結腸(黄色  )に挟まれた部分。その後、下行結腸(緑色  )、S状結腸(オレンジ色  )、直腸(青色  )と続く
大腸の部分の色分け図
図:小腸と大腸のつなぎ目付近の色分け図(左斜め後ろから見たところ) *4
上行結腸(緑色  )の下には盲腸(黄色  )があり、この2個所が大腸の最初の部分。小腸の最後の部分である回腸(水色  )が大腸とつながっているのは、盲腸と上行結腸の境界である。盲腸(黄色  )から出ている行き止まりの細い部分が虫垂(ピンク  
小腸と大腸のつなぎ目付近の色分け図

 上行結腸は、腹腔背側の壁(=後腹壁)にくっついていて、前面や側面だけが腹膜に覆われるので、後腹膜器官に含められる。一方、横行結腸は後腹壁から離れ、腹腔の前部にあるため、まわり全てを腹膜に覆われる(=腹膜内器官)ので異なっている。

 上行結腸の壁の構造は、それ以外の結腸と同じである。

カテゴリー: 消化器系 | 消化管 | 器官 | 腹部 | 大腸


*1 Source: BodyParts3D, © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under CC表示 継承2.1 日本 80x15.png
*2 Source: BodyParts3D, © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under CC表示 継承2.1 日本 80x15.png
*3 Source: BodyParts3D, © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under CC表示 継承2.1 日本 80x15.png
*4 Source: BodyParts3D, © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under CC表示 継承2.1 日本 80x15.png
 
 

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