うなじ のバックアップ(No.2)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
うなじ(項)とは、体の部位の名前で、首(頚部または頸部)の後面のこと。解剖学的には項部(こうぶ)または後頚部(後頸部)と呼ばれる。また、首筋(くびすじ)も同じ場所を指す言葉。うなじには、頭半棘筋が上下に通っているので左右が盛り上がっていて、首筋という呼び名のもとになっている。
後頚部のある場所は、頚椎(頸椎)の高さに相当する。後頚部より上には、後頭骨の場所に対応するのが頭部の後頭部。後頚部の下は、胸椎や腰椎のある高さを、背部の脊柱部と呼ぶ。後頚部のうち、第2頚椎よりも上の後頭部の直下を後頭下部という。後頚部の左右のとなりは側頚部。