肩甲挙筋 のバックアップ(No.2)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 肩甲挙筋とは、背部浅層にあるのひとつ。首の上のほうの背骨(脊柱)から肩甲骨を引っ張り上げる筋。

位置、起始と停止

 肩甲挙筋は首の後ろ(項部)から背中の上部(上背部)にかけてある。脊柱頚椎のうち、第1〜第4頚椎の横突起から起こる。外下方に斜めにのびて、肩甲骨上角肩甲棘の内側の一部につく。

働き

 肩甲骨を内上方に引っ張り上げる。をすくめる動き、胸を張る動きなど。また手で重いものを持つときや肩にものを掛けるときなどに、肩甲骨を保持する働きなど。

 同じく肩甲骨内側に引き上げる小菱形筋大菱形筋がある。反対に肩甲骨を外下方に引っ張る筋には前鋸筋がある。

支配神経と血管

 腕神経叢肩甲背神経

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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