プロラクチン

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~

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 プロラクチンとは、下垂体前葉から分泌されるホルモン下垂体前葉ホルモン)のひとつ。哺乳類では乳腺乳汁をつくらせる働きが有名だが、乳腺のない、哺乳類以外の脊椎動物でも様々な機能がある。略称は PRL

言語表記発音、読み方
日本語医学プロラクチン
ラクトトロピン*
黄体刺激ホルモン*, **おうたいしげきホルモン
乳汁分泌ホルモン*にゅうじゅうぶんぴつホルモン
泌乳刺激ホルモン*ひつにゅうしげきホルモン
英語prolactinプロクティン
luteotropin*,***, luteotrophin*,***ルテオトゥピン, ルテオトゥフィン
lactotropin*,***, lactotrophin*,***ラクトトゥピン, ラクトトゥフィン
mammotropin*,***, mammotrophin*,***マンモトゥピン, マンモトゥフィン
PRL, Prl― †
* 「プロラクチン」「Prolactin」「PRL,Prl」以外は現在はほぼ使われない
** 黄体形成ホルモン(黄体化ホルモン)(LH)とは別
*** -tropin (-トゥピン)は米国式、-trophin(-トゥロフィン)は英国式
 PRL, Prl は Prolactin の略で、しゃべるときは「ピー・アール・エル」とは言わず、「プロラクチン」と読む

 ペプチドホルモンで、ヒトではアミノ酸198コがつながった単純タンパク質成長ホルモンと似ていて、共通の祖先ホルモンから分かれて進化したと考えられている。

 下垂体前葉では、ホルモンごとに分泌する細胞が異なるが、プロラクチンを分泌する細胞は、プロラクチン分泌細胞と呼ばれる。プロラクチン分泌細胞は、小型の酸好性細胞で、下垂体前葉の細胞の2~4割を占める。

 下垂体からの分泌量の調節では、もっとも大きな影響を受けるのは、視床下部から分泌されるドーパミン(ドパミン)で、ドーパミンがたくさん分泌されると、プロラクチン分泌が抑えられる。逆に、プロラクチン分泌を増やす調節因子としては、甲状腺ホルモン刺激ホルモン放出ホルモンサイロトロピン放出ホルモン)がある。

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