亀頭
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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亀頭とは、または 陰茎亀頭とは、男性の陰茎(ペニス)の先端部の少し柔らかくふくらんでいる場所の名前。陰茎の先端の外尿道口を囲む位置にある。内部は海綿体になっていて、勃起時にはふくらむ。女性にある、これに対応する場所は陰核亀頭。
* | 亀頭とは、カメの頭部のような楕円形(円錐形)の構造のこと。ふつうは単に「亀頭」とだけ言ったら、陰茎亀頭を指す。よく使う亀頭には、女性の陰核亀頭もあるが、こちらを指すときはちゃんと陰核亀頭と呼ぶ |
亀頭の内部には海綿体があり、勃起時には血液が充満し大きく固くなる。陰茎に海綿体は2種類あるが、亀頭のは尿道海綿体で、尿道を取り巻いている海綿体が陰茎の先端で亀頭を作っている。尿道海綿体は、陰茎海綿体よりも内部の海綿体洞(血液が溜まるところ)がまばらなので、勃起時に陰茎海綿体よりも固くならない。
亀頭では皮膚が薄く、皮膚の感覚器が発達していて皮膚感覚が鋭敏。皮膚のすぐ下まで海綿体がある。