尿道
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
尿道とは、膀胱にたまっていた尿が体外に出るときに通る管のこと。泌尿器系に含まれる器官。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
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日本語 | 医学 | 尿道 | にょうどう |
英語・ラテン語 | urethra | (英語読み)ユリースラ (ラテン語読み)ウレトゥラ |
尿道の膀胱側の端を内尿道口、体外につながる端を外尿道口(または単に尿道口)という。
男性と女性では、尿道の様子はかなり違っている。女性の尿道は外陰部の腟前庭につながっているが、膀胱のからこの場所までの距離はごく短いため、尿道の長さは 3〜4 cm である。
男性の尿道は、陰茎の中をとおって先端の亀頭で体外につながる。尿道の長さは 10 cm 以上ある。また、膀胱を出たすぐのところでは前立腺の中心部を通り抜けるようになっていて、そこでは尿道に射精管が合流している。射精管とは、精巣から精子が流れてくる精管が最後に前立腺の中を通る部分のこと。男性の尿道は、精液(精子)も通るようになっている。