手掌
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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手掌とは、手のひら、掌のこと。手のうち、手首と指(手指)を除いた部分で、手を握ったときに内側になる側のこと。
手を握ったときの外側になる部分(手の甲)は手背(しゅはい)という。
- 「掌」の字だけで「てのひら」の意味があるし、「てのひら」と読むので、「手」掌と「手」をつける必要はないと思うのだがなぜかそういう習慣になっている。手の甲のことを手背とよぶので、それとのバランスのためか? |
手掌の内部にある骨は、一般には「手の甲の骨」といわれることが多い中手骨である。中手骨は片手に5本あり、手首側では手根骨と関節をつくり、指の側ではそれぞれの指の骨(指節骨)のうちの基節骨と関節をつくる。
手掌には、母指(親指)の根元付近と小指の根元付近とに2箇所の盛り上がりがある。それぞれ、母指球、小指球という。母指や小指を動かす筋が集まっているところ。