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指節骨

趾節骨でこの項目を参照しています

　指節骨とは、手や足の指の骨。指のそれぞれの関節の間の部分（＝指節）の骨組みをつくっている長骨である。指の根元から順に、基節骨、中節骨、末節骨がある。

　指骨は指節骨よりも意味が広く、指にある骨すべてのことで、指節骨を含む。指には、指節骨の関節のうちの何箇所かに種子骨がある。

指節骨の種類と名前 †

　手でも足でも、親指（母指）以外の指では、指の途中には関節が2つ、それによって分けられる指節は3つあるので、1本の指あたり指節骨は3本ずつある。3つの指節（基節、中節、末節）にある指節骨を，基節骨、中節骨、末節骨という。一方、手足の親指には、指の途中に関節がひとつしかなく、2つある指節は末節と基節なので、基節骨と末節骨しかない。

指節骨は1本の手で2＋3＋3＋3＋3＝14本ある。

　どの指の指節骨をさすのかを限定するときには、2とおりの呼び方がある。

• 指の名前を最初につけて、「母指（の）基節骨」とか「第3指（の）中節骨」とか「足の第4指（の）末節骨」などといえばよい。
• 指の番号だけを指節骨の名前の前にくっつける言い方もある。たとえば、「第3指（の）中節骨」＝「第3中節骨」、「足の第4指（の）末節骨」＝「足の第4末節骨」など。
  • 親指には中節骨がないので、第1中節骨（第1指の中節骨）というのは存在しない。

　基節骨、中節骨、末節骨のことを、それぞれ近位指節骨、中指節骨、遠位指節骨という呼び方もある。

　また、基節骨、中節骨、末節骨のことを、それぞれ第1指節骨、第2指節骨、第3指節骨と呼ぶ言い方もある。しかし、この言い方は指の番号と指節の番号がごっちゃになりやすく混乱の元なのでやめたほうが無難。

• この言い方では、親指では、基節骨を第1指節骨、末節骨を第2指節骨という。

指節骨の関節 †

　指節骨どうしでつくっている関節は、指節間関節（IP関節）という。指節骨とつながる手や足の骨は中手骨、中足骨という。指節骨と中手骨の間の関節を中手指節関節、中足骨との間の関節を、中足指節関節という。

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