男性生殖器系
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
雄性生殖器系でこの項目を参照しています
男性生殖器系とは、器官系のひとつで男の生殖器系のこと。男性の体で、男性ホルモン(アンドロゲン)を分泌したり、精子をつくって体外まで運ぶのに働く一連の器官をまとめて呼ぶ言い方。これらの器官はみな、アンドロゲンの影響を強く受ける器官である。動物も含めた、より一般的な言い方は雄性生殖器系。
男性生殖系に含まれる器官 †
男性生殖器系に含まれる器官には、下のようなものがある。
- 精子を作り、アンドロゲンを分泌する - 精巣(=睾丸)
- 精子や精液を体外まで運搬するのに働く器官 - 精巣上体(=副睾丸)、精管、尿道
- 精液の成分をつくる分泌腺 - 精嚢、前立腺、尿道球腺
- そのほか、精巣と精巣上体の入っている陰嚢、精管などが通る精索、陰茎