筋系
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
筋系とは、器官系のひとつで、全身の筋をまとめて呼ぶ時の名前。呼び方が違うだけで「全身の筋」と言っているのと同じ意味。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 筋系 | きんけい |
英語 | muscular system | マスキュラー・スィステム | |
muscle system | マッスル・スィステム | ||
ラテン語 | systema musculare | スィステマ・ムスクラーレ |
筋系に含める筋は、骨についていて体を動かすために働く骨格筋である。心臓の筋(心筋)や内臓の筋(平滑筋または内臓筋)は含まない。
細かくいうと、筋と筋の表面や筋と筋の間にある筋膜、筋の本体と骨とをつなぐ腱なども含む。筋がくっついている骨などは骨格系という別のまとめに含まれる。骨格系と筋系をあわせて、運動器系(または筋骨格系)と呼ぶ。