腹膜垂
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
腹膜垂とは、結腸の表面にたくさんある、指状に飛び出した小さな脂肪のかたまりのこと。結腸の表面は漿膜(腹膜)が覆っているが、腹膜垂の表面も腹膜に包まれている。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 腹膜垂 | ふくまくすい |
英語 | 複数 | epiploic appendages | エピプロイック・アペンデージズ |
omental appendices * | オーメンタル・アペンディスィーズ | ||
ラテン語 | appendix epiploica | アペンディクス・エピプロイカ |
* | appendices は、appendix の複数形 |
腹膜垂は、結腸に特有の構造で、小腸や直腸にはないので、結腸ひもとともに、外側から見たときに、大腸を小腸から見分ける目安になる。特に結腸の結腸ひもの部分に多い。
内臓脂肪の貯留される場所のひとつ。