膝蓋骨
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
膝蓋骨とは、いわゆる膝の皿のこと。膝の前面にあり、膝関節をつくる骨のひとつ。大腿四頭筋の腱の中に埋まっていて、種子骨に分類される。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 膝蓋骨 | しつがいこつ |
一般 | 膝の皿 | ひざのさら | |
英語・ラテン語 | patella | パテラ | |
英語 | kneecap | ニーキャップ |
膝蓋骨は平べったい円盤状の骨で、直径が数cm。種子骨には数mmの骨が多いので、種子骨としては例外的に大きい。膝蓋骨の後面は大腿骨の膝蓋面と接して関節をつくる。
大腿前面にある大腿四頭筋から下方に伸びる腱の中にある。大腿四頭筋の腱は、一部が膝蓋骨で終わり、残りは下腿までのびて脛骨の前面の脛骨粗面に終わる。膝蓋骨と脛骨粗面をつなぐ腱の部分を膝蓋靭帯という。膝蓋靭帯は膝蓋腱とも呼び、膝蓋腱反射で有名。
*1 Source: BodyParts3D, © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under CC表示 継承2.1 日本
*2 Source: BodyParts3D, © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under CC表示 継承2.1 日本