大腿四頭筋

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 大腿四頭筋とは、大腿の前面にある大きなで、膝関節伸筋下腿を伸ばす働きがある。

言語表記発音、読み方
日本語医学大腿四頭筋だいたいしとうきん
英語quadriceps muscle of thighドゥラセップス・ッスル・オブ・サイ
quadriceps femoris (muscle)ドゥラセップス・フィモーラス(・ッスル)
ラテン語musculus quadriceps femorisムスクルス・クワドゥリケプス・フェモーリス

 筋頭が4つに分かれている四頭筋で、その4つのは、大腿直筋内側広筋中間広筋外側広筋。これらの4つの筋は、下部では大腿四頭筋腱として1つに集まってを越え、脛骨前面につく。膝蓋骨(膝の皿の骨)は、大腿四頭筋腱の中に埋まっている。

 腸腰筋縫工筋とともに、大腿神経支配。

 大腿四頭筋の4つののうち、大腿の表面に面しているのは3つで、外側から、外側広筋大腿直筋内側広筋の順に並ぶ。中間広筋は、大腿直筋の深層にある。筋の起始は、大腿骨から起こるのは、外側広筋、中間広筋、内側広筋の3つで、それぞれ、大腿骨の外側面、前面、内側面から起こり、大腿骨に接して走る。大腿直筋だけは、骨盤下前腸骨棘などから起こるので、股関節膝関節を越える二関節筋。4つのうち、もっとも太いのは外側広筋。

カテゴリー: 運動器系 | 筋系 | | 下肢 | 大腿

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
 どのページにでも自由にリンクしてください。でも、このサイトの文を他の場所に転載(コピー・ペースト)しないでください(コピーした内容に間違いがあったとき、その間違いはその後このサイト上では誰かに修正されるかもしれませんが、あなたがコピーした先では間違ったまま残ってしまいます)。