横紋 のバックアップ(No.2)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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横紋とは、何か細長いものに、横方向についている縞模様のこと。
解剖学で出てくる横紋は、筋肉の細胞(=筋細胞、筋線維)の細胞内に見える横紋などがある。筋細胞のうち、横紋が見えるのは、骨格筋や心筋など、横紋筋に分類される筋細胞のみ。横紋がないのは平滑筋の筋細胞。筋細胞の横紋は、幅 2.5 μm のしましまで、顕微鏡でないと見えない。
横紋筋の横紋は、筋細胞の内部で、筋の引っ張り力をだしているアクチンとミオシンが、横方向の位置が揃って並んでいることから、これが線に見える。横紋の繰り返しの単位にあたる部分をサルコメア(筋節)という。筋に力を入れていないときのサルコメアの長さが 2.5 μm で、筋が収縮するときは、この長さが短くなる。