陰部神経 のバックアップ(No.2)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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- 1 (2011-08-09 (火) 22:28:15)
- 2 (2011-08-09 (火) 22:28:15)
陰部神経とは、脊髄神経の仙骨神経前枝から起こり、骨盤内臓や外部生殖器を支配する神経。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 陰部神経 | いんぶしんけい |
英語 | pudendal nerve | ピューデンダル・ナーヴ | |
pudic nerve | ピューディック・ナーヴ | ||
ラテン語 | nervus pudendus | ネルウス・プデンドゥス |
脊髄神経のS2、S3、S4 が吻合してでき、仙骨神経叢に含めることもあるし、陰部神経叢をつくると考える場合もある。
途中、大坐骨孔の梨状筋下孔を通り骨盤内から殿部に出るが、すぐに小坐骨孔を通り骨盤内に戻る。3本のおもな枝、下直腸神経、会陰神経、陰茎背神経(男性の場合、女性では陰核背神経)に分かれる。
脊髄神経とは、体中を走っている神経(末梢神経)のうち、脊髄と直接つながっているもののこと。体の皮膚や筋などで受け取った感覚の情報を脊髄に伝える神経線維や、筋の運動を起こすための情報を脊髄から全身の筋まで伝える神経線維が混じって走っている。一方、頭と首(頭頚部)の感覚や筋の運動を伝える神経は、脊髄でなく、脳(特に脳幹)に直接つながっている。これらは脳神経と呼ばれる。