肩甲挙筋 のバックアップ(No.3)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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- 1 (2010-02-25 (木) 09:50:47)
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- 3 (2019-05-01 (水) 17:27:55)
肩甲挙筋とは、背部の浅層にある筋のひとつ。背骨(脊柱)の首の上のほうから、肩甲骨を引っ張り上げる筋。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 肩甲挙筋* | けんこうきょきん |
英語 | levator scapulae (muscle)* | リヴェイター・スカピュリー(・マッスル) | |
levator (muscle) of scapula* | リヴェイター(・マッスル)・オブ・スカピュラ | ||
elevator muscle of scapula* | エレヴェイター・マッスル・オブ・スカピュラ | ||
ラテン語 | musculus levator scapulae*, m. levator scapulae | ムスクルス・レウァトール・スカプラエ |
* levator は 挙筋(持ち上げる働きのある筋)のこと。elevator も同じ意味 |
位置、起始と停止 †
肩甲挙筋は首の後ろ(項部)から背中の上部(上背部)にかけてある。脊柱の頚椎のうち、第1~第4頚椎の横突起から起こる。外下方に斜めにのびて、肩甲骨の上角と肩甲棘の内側の一部につく。
働き †
肩甲骨を内上方に引っ張り上げる。肩をすくめる動き、胸を張る動きなど。また手で重いものを持つときや肩にものを掛けるときなどに、肩甲骨を保持する働きなど。
同じく肩甲骨を内側に引き上げる筋に小菱形筋、大菱形筋がある。反対に肩甲骨を外下方に引っ張る筋には前鋸筋がある。