胚中心 のバックアップ(No.3)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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- 1 (2010-01-29 (金) 18:14:21)
- 2 (2010-01-29 (金) 18:14:21)
- 3 (2010-01-29 (金) 18:14:21)
胚中心とは、リンパ小節の中心部にできる球状の構造で、活発に抗体がつくられる場所。
リンパ小節は、様々なリンパ系の器官、例えばリンパ節、脾臓、扁桃、虫垂、パイエル板などに無数にある。Bリンパ球(B細胞)がびっしりと集まった塊。リンパ小節で抗体の産生が盛んになるときだけ、その中心部に大型の細胞(大リンパ球)が集まるエリアができる。これが胚中心である。その周囲は小さな細胞(小リンパ球)が詰まっているので、顕微鏡でみると胚中心が明るく、周囲が暗く見え区別できる。
リンパ小節内の胚中心以外の常に存在する部分を1次小節、働きが活発なときだけ現れる胚中心のことを2次小節と呼ぶこともある。
また、胚中心のない不活性なリンパ小節のことを1次リンパ小節、胚中心のできたリンパ小節のことを2次リンパ小節とよぶこともあり、まぎらわしい。