弾性線維 のバックアップ(No.2)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 弾性線維(elastic fiber)とは、結合組織にある線維のひとつで、コラーゲン線維よりも弾力性が非常に強いのが特徴。弾性線維は引っ張られると長さが1.5倍にのびるが、引っ張る力がなくなると元に戻る。体内では弾力性の必要な箇所に多く存在し、たとえば、血管(とくに動脈中膜)、気道(とくに声帯肺胞)、皮膚(とくに真皮皮下組織)などに多い。また、弾性線維をたくさん含むタイプのとくに弾力性のある軟骨(=弾性軟骨)などもある。弾性線維の主成分はエラスチンというタンパク質なのでエラスチン線維ともいう。また、肉眼で見ると黄色っぽい色をしているので、黄色線維ともいう。

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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