白膜 のバックアップ(No.3)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 白膜とは、いくつかの器官の表面などを包んでいる、厚く強いで、肉眼で見ると白っぽく見えることからこの名がある。

言語表記発音、読み方
日本語医学白膜はくまく
ラテン語tunica albuginiaテュニカ・アルブギニア

 コラーゲン線維がびっしりと詰まった密性結合組織からできていて、膜の中には血管が少ない。コラーゲン線維の色と血管が少ないことで、膜は白く輝くような色に見える。

白膜のある場所の例

  • 精巣(睾丸)の表面にある。精巣を覆い、完全に包んでいる。
  • 卵巣の表面にある。表面の漿膜の内側に層を作っている。
  • 陰茎の内部にある。勃起組織である海綿体陰茎海綿体尿道海綿体)の表面をつつんでいる。内部の血管をまもっており、圧力が高くなったときに構造を維持する役割を果たす。

カテゴリー: 一般構造 | 結合組織 | 生殖器系 | 男性生殖器系 | 女性生殖器系 | 精巣 | 卵巣

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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