内眼筋 のバックアップ(No.1)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
内眼筋とは、眼球の内部にある筋の意味で、ふつうは虹彩にある2つの筋(瞳孔括約筋と瞳孔散大筋)と、毛様体筋のあわせて3つを指す。どれも平滑筋で、自律神経によって支配されているので、意識的に力をいれたりすることはできない。
瞳孔括約筋は、瞳孔(虹彩の中心にある穴)を取り巻くように虹彩を1周する筋で、これが収縮すると瞳孔が小さくなる。瞳孔散大筋は、虹彩を放射状に走る筋で、これが収縮すると瞳孔が開く。毛様体筋は、毛様体内にあっていろいろな向きに走る筋で、毛様体筋が収縮するとレンズが丸くなる。
瞳孔括約筋と毛様体筋は副交感神経(動眼神経)支配、瞳孔散大筋は交感神経支配。