心臓 のバックアップ(No.4)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
心でこの項目を参照しています
心臓とは、または心とは、胸腔にある器官で、静脈から戻ってきた血液を、動脈へと流しだすポンプの働きをする、袋状になった筋の壁でできている。
* 内臓の名前で、「~臓」となっているものは、「臓」を省略しても臓器の名前として通じる場合がある。心に解説あり ** 形容詞で「心臓の~」としたいとき、heart を使ったり、cardiac を使ったりする *** 心臓に関する名前のとき、別の言葉のあとにくっつけて使う | |||
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
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日本語 | 医学 | 心臓 | しんぞう |
心* | しん | ||
英語 | heart | ハート | |
形容 | cardiac** | カーディアック | |
ラテン語 | cor | コル | |
接尾 | ~ cardium*** | ~カルディウム |
ヒトを含む哺乳類の心臓は4つの部屋に分かれている。静脈とつながっていて、静脈から血液がまず流れ込む部屋は心房といい、右心房と左心房の2つある。動脈につながっていて、動脈に血液を送り出す部屋は心室といい、右心室と左心室と2つある。心房と心室のつながりは以下のようになっている。
- 全身の組織から戻ってきた血液 → 上大静脈+下大静脈 → 右心房 → 右心室 → 肺動脈 → 血液は肺に送られて、肺で酸素を補給
- 肺から戻ってきた血液 → 左右の肺静脈 → 左心房 → 左心室 → 血液は全身の組織へと送られる