盲腸 のバックアップ(No.4)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 盲腸とは、消化管大腸の一部で、小腸と大腸のつなぎ目付近にある短い部分。小腸は大腸のもっとも端につながっているのではなく、端から少し離れたところにつながる。大腸の端にある短い行き止まりの部分(5 cm 程度)が盲腸である。

言語表記発音、読み方
日本語医学盲腸 *もうちょう
英語cecum *スィーカム
* 盲腸の「盲」、cecum は行き止まりの意味。盲端
図:盲腸(前から見たところ) *1
盲腸(ピンク  )を前から見たところ。盲腸は小腸につながる大腸の一番最初の部分
盲腸
図:盲腸(後ろから見たところ) *2
盲腸(ピンク  )を後ろから見たところ。大腸で、小腸とつながるところよりも下の部分が盲腸。盲腸の先端付近についている細い部分が虫垂
盲腸
図:前から見た大腸を、部分ごとに色分けしたところ *3
前から見た大腸を、部分ごとに色分けしたもの。盲腸(水色  )は、上行結腸(ピンク  )に続いている。続いて、横行結腸(黄色  )、下行結腸(緑色  )、S状結腸(オレンジ色  )、直腸(青色  )と続く
大腸の部分の色分け図
図:盲腸とつながる部分の色分け図(左斜め後ろから見たところ) *4
盲腸(黄色  )は大腸の最初の部分で、上行結腸(緑色  )に続く。盲腸と上行結腸の境界は、小腸の最後の部分である回腸(水色  )が大腸とつながっている位置である。盲腸(黄色  )から出ている行き止まりの細い部分が虫垂(ピンク  
虫垂とその周囲の色分け図

 小腸大腸につながる部位には回盲弁がある。つまり、盲腸は大腸の端から回盲弁まで、その先は結腸のうちの上行結腸である。盲腸の構造は上行結腸に似ている。上行結腸が後腹壁にくっついて、前方からだけ腹膜に覆われる後腹膜器官なのに対し、盲腸は全体を腹膜で覆われた腹膜内器官である。

 盲腸の先端付近には小さな虫垂がつながっている。病気の「盲腸」のときに取るのは盲腸ではなく虫垂。

カテゴリー: 消化器系 | 消化管 | 器官 | 腹部 | 大腸


*1 Source: BodyParts3D, © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under CC表示 継承2.1 日本 80x15.png
*2 Source: BodyParts3D, © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under CC表示 継承2.1 日本 80x15.png
*3 Source: BodyParts3D, © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under CC表示 継承2.1 日本 80x15.png
*4 Source: BodyParts3D, © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under CC表示 継承2.1 日本 80x15.png
 
 

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