小菱形筋 のバックアップ(No.4)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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- 1 (2010-02-25 (木) 22:56:43)
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小菱形筋とは、背部の浅層にある筋のひとつ。背骨(脊柱)の首の根元のあたりから肩甲骨を内側斜め上方に引っ張り上げる筋。大菱形筋のすぐ上方に並んでいて、まとめて菱形筋と呼ぶこともある。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 小菱形筋 | しょうりょうけいきん |
英語 | rhomboid minor (muscle) | ロンボイド・マイナー(・マッスル) | |
lesser rhomboid muscle | レサー・ロンボイド・マッスル | ||
ラテン語 | musculus rhomboideus minor, m. rhomboideus minor | ムスクルス・ロンボイデウス・ミノール |
位置、起始と停止 †
小菱形筋は首の後ろ(項部)から背中の上部(上背部)にかけてあり、僧帽筋をめくるとその深層にある。脊柱の頚椎のうち、第6、第7頚椎の棘突起から起こる。外下方に斜めにのびて、肩甲骨の内側縁の上部につく。 小菱形筋のすぐ下方には大菱形筋が接している。その境界の筋膜は不完全な場合がある。
働き †
肩甲骨を内上方に引っ張り上げる。肩をすくめる動き、胸を張る動きなど。また手で重いものを持つときや肩にものを掛けるときなどに、肩甲骨を保持する働きなど。
同じく肩甲骨を内側に引き上げる筋に大菱形筋、肩甲挙筋がある。これらの3つの筋は並んでいる。反対に肩甲骨を外下方に引っ張る筋には前鋸筋がある。