骨格筋 のバックアップ(No.4)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 骨格筋とは、の両端が骨格をつくる構造に接続され、体を支え、運動するときに働く筋のこと。つまり、ふつうにいう「筋肉」はみな骨格筋である。体にある筋には、骨格筋の他にも心筋平滑筋がある。このうち、骨格筋と心筋は、横紋筋であることが共通だが構造は異なっている。

言語表記発音、読み方
日本語医学骨格筋こっかくきん
英語skeletal muscleルタル・ッスル

 骨格筋をつくっている筋細胞は、筋になる過程で、たくさんの筋芽細胞細胞融合して、1個の筋細胞になる。その結果、骨格筋の筋細胞は非常に細長い細胞で、細胞の中には筋芽細胞だった核がたくさんある。細胞融合によってできた、がたくさんある細胞合胞体(シンシチウム)という。筋は、筋線維が集まってできているが、筋線維と筋細胞とは同じ意味である。

カテゴリー: 運動器系 | 筋系 | 組織分類 | 筋組織

 
 

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