嗅神経

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

第1脳神経CN Iでこの項目を参照しています

 嗅神経とは、第1脳神経。12対ある脳神経のうち最も前方にあり、大脳終脳)につながっている。でかいだにおいの情報(嗅覚)をに伝える、感覚性神経線維だけからできる脳神経。

言語表記発音、読み方
日本語医学嗅神経 *きゅうしんけい
第1脳神経、第I脳神経だい1のうしんけい
略語CN Iスィ―・エヌ・ワン
英語olfactory nerveオルファクトリー・ーヴ
first cranial nerve,
cranial nerve I
ファースト・クイニアル・ーヴ
ラテン語nervus olfactoriiネルウス・オルファクトリイイ
* 「嗅」の字は、「臭い」(くさい)ではなく、「においを嗅ぐ」(かぐ)

 嗅神経は鼻粘膜から大脳嗅球までのびる神経鼻粘膜のうち、においをかぐところ(鼻粘膜嗅部嗅上皮)は鼻腔の天井の最も高い位置にある。その場所は頭蓋骨(篩骨)に接していて、その反対側、篩骨の上方には大脳の嗅球がある。

カテゴリー: 神経系 | 末梢神経系 | 脳神経 | 頭頚部 | 感覚器

 
 

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