膠
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
膠とは、にかわと読み、動物の骨、軟骨、靱帯、腱、皮膚などの組織を煮込んでつくったどろどろの液体のことで、かつては、のり(接着剤)として使われた。その主成分はゼラチン。医学・解剖学用語ではない。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 一般 | 膠 | にかわ |
英語 | glue | グルー |
骨や腱、皮膚などの組織には、蛋白質のコラーゲンが多量に含まれている。これらの組織に熱を加えると、コラーゲンが熱で変性して水に溶け出す。ゼラチンとは、熱変性して水に溶けたコラーゲンのこと。
「膠」の字が使われている用語 †
コラーゲンが関係したり、のりの働きをする要素に対して、「膠」のついた名前が使われる。