肩甲下筋 のバックアップ(No.1)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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- 1 (2010-03-04 (木) 10:00:02)
- 2 (2010-03-04 (木) 10:00:02)
肩甲下筋とは、肩甲骨から上腕骨に付く、肩関節を支える筋(上肢帯筋、肩関節固有筋)のひとつ。いわゆる肩のインナーマッスルのひとつ。肩甲骨の前面(胸郭に面する面)から上腕骨前面へのびる筋。上腕を体の内側の向きに回す(=内旋)働きがある。
位置、起始と停止 †
背中側からみると肩甲骨の裏側(前面、腹側面)にあり、前から見ると胸郭の後ろにある、体表から遠い筋。
起始は肩甲骨の前面(肋骨面)の広いたいらな部分、肩甲窩。上腕骨の小結節に停止する。その腱は上腕骨を外側から回りこんできた棘上筋、棘下筋、小円筋などの腱とあわさって、肩関節を包む帯状の腱、ローテーターカフ(回旋筋腱板)をつくる。
働き †
上腕を内旋させる。またローテーターカフをつくる筋全体として、上腕骨を引き寄せ、肩関節を固定、安定させる。
支配神経と血管 †
腕神経叢の肩甲下神経。