長骨 のバックアップ(No.2)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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- 1 (2008-11-14 (金) 01:47:33)
- 2 (2012-01-04 (水) 18:54:55)
- 3 (2012-01-04 (水) 18:54:55)
長骨とは、体にある骨を、形で分類したときのタイプのひとつで、四肢に多い、細長い棒状の形をした骨のこと。たとえば、二の腕(=上腕)の骨(上腕骨)や太もも(=大腿)の骨(大腿骨)など。つまり、長骨という名前の骨があるわけではない。
長骨は管状骨でもある。管状骨とは、長管骨、長管状骨などとも呼ばれ、中が空洞で管(くだ)の形をした骨のこと。管の壁が骨組織でできており、硬さ、強さをつくり出している。空洞は骨髄腔とよばれ、中に入っている組織を骨髄と呼ぶ。
長骨は、形についての骨の分類なので、実際の長さとは関係ない。手足の指の骨(=指節骨)は非常に小さいが、細長いので長骨に含められる。
長骨でない骨には、短骨(たてと横が同じような長さの骨、例:手根骨など)、扁平骨(平べったい骨、例:肩甲骨など)、不規則骨(不規則形骨)(複雑な形をした骨、例:頭蓋骨の多くなど)などがある。