細胞体 のバックアップ(No.1)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
構造についての詳細は、神経細胞体の項目にもあります
核周部でこの項目を参照しています
細胞体は、核周部とも呼ばれ、神経細胞などの細胞の一部が長くのびている細胞で、核と細胞質のある細胞の本体の部分を指す。神経細胞体の略として使われる場合が多いが、他にもいろいろな細胞で使われる。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 細胞体 | さいぼうたい |
核周部 | かくしゅうぶ | ||
英語 | cell body | セル・ボディ | |
ラテン語・英語 | 単数 | soma (*1) | ソーマ |
単数 | perikaryon (*2) | ペリカリオン | |
複数 | perikarya | ペリカリア |
*1 soma はもともとギリシャ語で体の意味。生殖細胞以外の体全体の組織、器官のことをさすのにも使われる
*2 核周部の訳語。peri- は「~の周り」、karyo- は「核の~」
神経細胞以外で、細胞体という言葉が使われる例 †
- グリア細胞
- 足細胞(=タコ足細胞)(腎臓の糸球体、足突起を出す)
- 象牙芽細胞(歯の象牙質)
- 骨芽細胞(骨)
- 鞭毛や線毛(繊毛)の生えている細胞
- 偽足を伸ばしてアメーバ運動をする細胞(マクロファージ、破骨細胞、樹状細胞など)