多列円柱上皮 のバックアップ(No.2)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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多列円柱上皮とは、器官の内側の表面などを覆う上皮の種類のひとつ。背の高い細胞と背の低い基底細胞が混ざって並ぶ「多列上皮」(=偽重層上皮)で、そのうち、上皮の表面に届く背の高いほうの細胞が円柱形をしている上皮のこと。
多列上皮は、上皮の見た目では、細胞が何列にも積み重なって重層しているように見えるが、調べてみると上の細胞も下の細胞もみな上皮の基底膜に接しているので、重層上皮ではなく、単層上皮の一種である。多列上皮はたいてい多列円柱上皮なので、単に多列上皮と言っても同じこと。
多列上皮のある器官 †
- 呼吸器系:気道の上皮は、大部分がこの上皮。特に、鼻腔の奥の方、喉頭(声帯以外)、気管の全体と、気管支の特に細い部分である細気管支より太いところ
- 男性生殖器系:精子の通り道の精巣上体管、精管、前立腺の腺上皮、前立腺周辺の尿道など。